産地:Marlborough マールボロ
設立:2016年(ファーストヴィンテージ)
オーナー::William & Rachel Hoare ウィル & レイチェル夫妻
醸造家::William & Rachel Hoare ウィル & レイチェル夫妻
異常なまでのこだわり
ノヴムはウィルとレイチェル夫妻により2016ヴィンテージを皮切りに極少量生産でワインのリリースを始めました。ウィルの父親はマールボロの草創期にあたる1977年に広大なヴィンヤードを取得し、当時のクラウディーベイの最初の葡萄の供給元として栽培に取り組み始めました。父の代で多くのヴィンヤードをクラウディーベイに譲渡する決断をしましたが、ウィルが引き継いだ今でも、40ヘクタールの優良なヴィンヤードを保有し葡萄栽培家としても活躍しています。
Novumはヴィンヤード毎には収穫を行いません。Novumに使用する葡萄は、特に状態の良いヴィンヤード内の求める品質に達したスイートスポットにあたる葡萄だけを選抜して収穫。自社畑のみならずウィルの特別な友人関係からもスイートスポットの葡萄を提供してもらうヴィンテージもあります。 生産量を非常にタイトに抑え、使用する葡萄の品質に異常なまでのこだわりをフィロソフィーとしています。一見、均一に見える同一ヴィンヤード内の葡萄でも、土壌は複雑に入り組み葡萄樹にも個性があります。そこを厳密に選別する取り組みを貫いています。
ニュージーランドの「フロム」でキャリアをスタートしたウィルは、なんと、NZ wineloverオーナー堀内もアメリカ・サンフランシスコで一瞬で恋に落ちた「オーボンクリマ」でジム・クレネデンに5ヴィンテージに渡って師事した経験も!
MWからも大きな注目を集め、国内販売分はメーリングリストにてソールドアウト。シラーに至っては販売開始からわずか3時間半でソールドアウトと、ワイン愛好家のファンが多数。
ヴィンヤードの特徴
ヴィンヤードはマールボロの中で最もピノノワールに適地と考えられるサザンヴァレー(サブリージョン)に位置します。オーガニック認証を取得しており、急斜面と平坦な場所が混在する高密植なピノノワールで樹齢は30年以上。サザンヴァレーは日中の気温が高く、粘土質のローム層がワインに豊さと凝縮感をもたらすため、高品質なピノノワールを栽培するのに最適な環境と考えられています。
主な評価・受賞等
“I like this. A lot! Atypically NZ in its structural meld of fine-boned tannins, sandy latticework of acidity and something salty and moreish. The structure is the totem, sure, but the core of subtle fruit creeps up: damson plum, bloodstone, bing cherry, orange zest and a cinnamon twirl of oak. There is nothing too sweet, cloying or overly exuberant about this. The voice is one of measured, mid-weighted refinement. A benchmark for the region.”
94 Points, Ned Goodwin MW Australia
※NZ wineloverオーナー堀内意訳:
私はこれがとても好きです!筋の通ったタンニン、複雑な酸味、そして塩気とコクが感じられます。プラム、ブラッドストーン、ビングチェリー、オレンジゼスト、シナモン・・。マールボロエリアにおけるベンチマークとも言えるワインでしょう。
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