●テイスティングノート
プラムのコンポート、コーヒー、モカ、黒コショウと白コショウ、スパイシーなオークの風味が感じられる、濃厚でありながらエレガントな味わい。リッチでまろやかな味わいが続き、柔らかく丸みのあるタンニンが魅力的なシラー。
マールボロで栽培されるシラーは気候適性の限界地域。しかし、何年もこの品種に取り組んできた結果、多くの日照時間と畑での注意深い管理で、驚異的な凝縮感と風味を持つシラーを生み出すことに成功。3%のヴィオニエを混植し、シラーと共に発酵することでミドルパレットに重量感を与え、見事な色調を引き出しています(ローヌで使われる伝統的な手法と同じ)。
●ワイナリー【Novum / ノヴム】
ヴィンヤードの中で特に秀逸なスイートスポットの葡萄しかNovumには使わない『ノヴム』はウィルとレイチェル夫妻により2016ヴィンテージを皮切りに極少量生産でワインのリリースを始めました。ウィルの父親はマールボロの草創期にあたる1977年に広大なヴィンヤードを取得し、当時のクラウディーベイの最初の葡萄の供給元として栽培に取り組み始めました。父の代で多くのヴィンヤードをクラウディーベイに譲渡する決断をしましたが、ウィルが引き継いだ今でも、40ヘクタールの優良なヴィンヤードを保有し葡萄栽培家としても活躍しています。
Novumはヴィンヤード毎には収穫を行いません。Novumに使用する葡萄は、特に状態の良いヴィンヤード内の求める品質に達したスイートスポットにあたる葡萄だけを選抜して収穫します。自社畑のみならずウィルの特別な友人関係からもスイートスポットの葡萄を提供してもらうヴィンテージもあります。
生産量を非常にタイトに抑え、使用する葡萄の品質に異常なまでのこだわりをフィロソフィーとしています。一見、均一に見える同一ヴィンヤード内の葡萄でも、土壌は複雑に入り組み、葡萄樹にも個性があります。そこを厳密に選別する取り組みを貫いています。
ニュージーランドのフロムでキャリアをスタートしたウィルは、なんと、オーナー堀内もアメリカ・サンフランシスコで一瞬で恋に落ちた「オーボンクリマ」でジム・クレネデンに5ヴィンテージに渡って師事した経験も!
●評価/受賞歴
95 pts, Bob Campbell MW
●備考
ブドウ品種:シラー
ヴィンテージ:2022
アルコール度数:13.5%
容量:750ml
備考:コルク
(※仕入れの状況により、予告なくエチケットデザインの変更があること、最新ヴィンテージのお届けになる場合がございますこと予めご了承ください。)