●テイスティングノート
ローズとフリージア、ライチ、ムスク、ジャスミンのエレガントなアロマに、白コショウのニュアンス。白桃やシャーベットのようなジューシーな甘みと程よい酸味、ミネラル感のバランスが良く、余韻も長く続きます。
なんと、世界中でも100haしか植えられていない品種「ヴュルツァー(ゲヴュルツトラミネルとミュラートゥルガウの交配品種)」。Seifriedはニュージーランドで唯一1haを所有(北向きの緩やかな斜面に位置する粘土質土壌の自社畑「Redwood Vineyard」)。
芳香豊かなこのブドウは原産地であるドイツでさえ生産量が非常に少なく、サイフリードはNZ唯一のヴュルツァーの生産者として長年研究を続けています。ブドウは収穫後フレッシュなアロマを保つため、素早く除梗しプレス。クリアな果汁は、温度コントロールしながら低温かつ天然酵母で自然発酵。自然な残糖を残し、オフドライの味わいに仕上げるため発酵は早めに止めています。
●ワイナリー 【Seifried / サイフリード】
1973年、Nelsonの地に初のワイナリーとして創業、1976年にファーストリリース。40年以上に渡って南島のワイン産業を牽引するパイオニアとしてオーストリア出身のヘルマン氏が家族と共に手掛けるワイン。
現在ワイナリー周辺に9ヶ所、約300ヘクタールの畑を所有、年間約40万ケースのワインを生産し、家族経営としてはNZ最大級のワイナリー。ブドウは95%自家栽培のものでまかなっており、環境に優しいブドウ造り、ワイン造りを早くから実践しています。日照時間が長く、2つの山に囲まれた穏やかな気候のため、果実味豊かなブドウがもたらされ、海からも3kmほどの場所にあるためミネラル感がありピュアな味わいのワインが造られます。
●評価/受賞歴
4 Stars, Michael Cooper's Buyer's Guide (2018 vtg)
●備考
ブドウ品種:ヴュルツァー(ゲヴュルツトラミネル×ミュラートゥルガウの交配品種)
ヴィンテージ:2019
アルコール度数:12%
容量:750ml
備考:スクリューキャップ