●テイスティングノート
色合いは淡いレモン色。柔らかく熟した柑橘類やアプリコットのフレーバーに、柔らかく、そして長く続く酸。自然発酵の素晴らしい複雑さとピュアなフィネスを併せもつリースリング。

ベンディゴに位置するRed Shed(55%)とバノックバーンの Domain Road(45%)、2つの畑のブレンド。8日間のカーボニックマセレーションを経て全房プレス、古樽（仏産）で自然醗酵および熟成。後者は全房プレス後ステンレスにて自然醗酵および熟成。共に熟成期間は10ヶ月、MLF あり。ブレンドし、瓶詰めまでに計 25ppmの亜硫酸を添加。無濾過、清澄剤不使用。

●ワイナリー 【Sato Wines / サトウワインズ】
Sato Winesは世界屈指のピノノワール銘醸地であり、世界最南端のワイン産地でもあるニュージーランド南島、セントラルオタゴの地で佐藤 嘉晃（よしあき）氏と佐藤 恭子氏ご夫婦が2009年に始められた、極めて小規模生産のブティックワイナリー（2019年時点での生産量は1900箱、日本を含む16カ国へと輸出）。
「ヴィニュロン」を自称される（注：畑での作業を第一優先とする醸造家はWinemakerという肩書きを避けることがある）佐藤夫婦が、世界最高峰のテロワールを有する畑と真摯に向き合い、たゆまぬ努力によってようやく得られた高品質なブドウからサトウワインズのワインは産まれます。
ワイン伝統国の偉大な造り手たちから学び大きな影響を受けた彼らは「優しくて、繊細でしなやか、かつ滑らかな口当たりで飲み手を癒してくれるようなワインを造りたい」と、オーガニックもしくはビオディナミ農法で栽培されたブドウを、添加物を一切用いることなく（ボトリング前の少量の酸化防止剤を除く）丁寧に醸します。
「可能な限り、畑からボトルの中へと引き継がれる調和した微生物環境を壊したくない。正しくテロワールとヴィンテージが反映されたワインを造りたいんです。“美味しいワインは文字通り生きている”と信じているからです」と語る佐藤さん夫婦の確固たる信念があります。

彼らが造るピノグリやリースリング、シャルドネ、そして特にピノノワールはIsabelleLegeron MWがその著書「Natural Wine An Introduction to organican biodynamic wines made naturally」の中で「サトウのワインは美しく、まさに手造りされたもの。ピノノワールにも目をよく開いて注目しておくべき」と具体的に名前を挙げて紹介しています（NZで掲載されているのはピラミッドヴァレーとサトウワインズのみ！）。またJames SucklingやJancis Robinsonといった世界的に高名な評論家によっても常に注目されている存在であり、特にジャンシスはその著書「The World Atlas of Wine」においてサトウワインズをフェルトンロードなどと並び、セントラルオタゴを代表する5銘柄の1つに選んでいます。

●評価/受賞歴
2023 Winart Autumn 掲載ワイナリー
Top 50 Winery Viva’s New Zealand Wine Awards 2023

●備考
ブドウ品種：リースリング
ヴィンテージ：2021
アルコール度数： 12.6%
容量：750ml
備考：スクリューキャップ