●テイスティングノート
美しい深みのある深いルビーレッドに明るいエッジ。プラムのようなダークフルーツの香りに赤い花のノート。アーシーさの中にハーブやスパイスも香るミディアム〜フルボディのピノノワール。
比較的若い樹齢の区画から造られる「Aprentis=研修生」。手摘みされ厳しく選果されたブドウは低温浸漬・野生酵母による醗酵(20%は全房)。トータル11日間のスキンコンタクト後、フランス産の
古樽で10か月熟成し、ごく少量の酸化防止剤(30ppm)と共にボトリング。ノンフィルター、清澄剤不使用。
●ワイナリー 【DEVOTUS / デヴォトス】
“Devoted to Pinot Noir”- その言葉が意味するところの通り、ピノノワールに憑りつかれ、ピノノワールのみを追求する男、Don McConachy / ドン・マコナキー。Devotus / デヴォトス(ラテン語で 「〜に尽くす」を意味する)はドンによって2014年世界屈指のピノノワール銘醸地、マーティンボロテラスに設立された極めて小規模なワイナリー。栽培・生産しているのはピノノワールのみで、平均的な年間生産量はトータルで約500箱のみ(それも毎年予約のみで完売!)。
ドンにとっての運命的な出会いは、NZでピノノワールを栽培するために理想的な「Martinborough Terrace (水はけの良い砂利質)」に、彼が愛する2つのワイナリー、「Dry River」によってワイン産地としてのマーティンボロ初期にピノが植えられ(望みうる限り樹齢の古い)、かつ「Ata Rangi」との間に位置する3haの畑が売りに出されたことでした。
彼は、運命に感謝しその土地を購入、その畑に「Devotus」と名付けたのでした(2014年初リリース)。幸運にもベストと言える畑を手に入れたドンに、もう1つの幸運が訪れます。それは NZ で最も才気に溢れた若き醸造家「Alex Craighead /アレックス・クレイグヘッド」との出会い。まだまだワイン造りにおいては多分に人の手による介入がなされ、土地本来の声よりも醸造テクニックによる個性がワインに見られることが多いNZにおいて、アレックスが追求しているナチュラルなアプローチによるテロワール重視のワイン造りはドンの求める理想に合致。アレックスもドンが所有する畑が持つポテンシャルに魅せられ、現在に至るまでコンサルタントとして携わるようになります。
●評価/受賞歴
94 pts Cameron Douglas MS
●備考
ブドウ品種:ピノノワール100%
ヴィンテージ:2018
アルコール度数:13%
容量:750ml
備考:スクリューキャップ