●テイスティングノート
ピーチ、ライム、ジャスミンに白コショウやジンジャーなどのスパイスが香る。ふくよかなテクスチャー、スキンコンタクトによる発酵前の素晴らしいチョーキーなミネラル要素が強化され、繊細でしなやかな構造を織り成します。
リースリングは全房のまま足で破砕し、48-72時間スキンコンタクト。グリューナーは除梗後、同じく圧搾し48-72 時間のスキンコンタクト。のち、一緒にプレスし、混醸。古樽で野生酵母による醗酵および11ヶ月の熟成。少量の酸化防止剤と共にボトリング。ノンフィルター、清澄剤不使用。
●ワイナリー 【Burn Cottage / バーンコテージ】
コテージが誕生したのは2002年(設立は2003年)。ピサレンジに広がる24haの牧草地と、創業者 Marquis Sauvage / マルキス・ソヴァージュとの出会いが全ての始まりでした。米で農業を営むソヴァージュ一族に生まれ、ファインワインの輸入卸事業を興し世界中の偉大なブドウ畑を訪れていたマルキス。いつか自分たちでワイナリーを興したいと考えてはいましたが、当時夫婦でNZを訪れた際に出会った周囲を大きな丘に囲まれ南北からの風に守られた擂り鉢状で、まるで現代のコロセウムのような土地を見るなり「ここだ!」と直感。
「真に優れたワインはフルーツではなく、ブドウの樹を育む土地からこそ生まれる」ことを良く理解していたマルキスがすぐにコンタクトをとったのが、カリフォルニア・ソノマ Littorai Wines / リットライのオーナーワインメーカー、Ted Lemon / テッド・レモンでした。テッドはフランスのディジョン大学を卒業し、デュジャック、 ジョルジュ・ルーミエ、ブリュノ・クレール、ギィ・ルーロといった目もくらむような造り手で経験を積み、北半球のみならず南半球におけるワイン造りにも精通。さらにカリフォルニアでも特に敬虔なビオディナミ農法の実践者として知られていました。
既にセントラルオタゴと深いつながりがあったテッドはバーンコテージの土地を見るなりプロジェクトへの参加を即決。農薬を用いた近代的な栽培手法に見切りをつけていたテッドは、バーンコテージの土地が持つポテンシャルを最大限に表現するため、設立当初からのビオディナミ農法の導入を提言します。ワールドクラスの栽培と醸造知識を持つ彼により、バーンコテージの畑は斜面・向き・土壌によって植えるクローン・苗木が細かく決められ、一貫したコンセプトを持ちつつ区画ごとの多様性を重視したものとなっていきました。テッドは設立からのコンサルタントとして現在に至るまでバーンコテージのワイン造りの根幹を担っています。
●評価/受賞歴
2023 Winart Autumn 掲載ワイナリー
95 pts Cameron Douglas MS
●備考
ブドウ品種:リースリング64%、グリューナー・ヴェルトリーナー36%
ヴィンテージ:2019
アルコール度数:13%
容量:750ml
備考:スクリューキャップ
(※仕入れの状況により、予告なくエチケットデザインの変更があること、最新ヴィンテージのお届けになる場合がございますこと予めご了承ください。)