Astrolabe誕生
1996年にCorbansやWhitehaven(NZ wineloverオーナー激推し)でチーフワインメーカーを務めていたSimon Waghornを中心に設立したワイナリー。サイモンは40年以上にわたって自らの技術を磨き続け、まずはソーヴィニヨンブランの基準となるスタイルを確立し、以降他の品種も同様Astrolabeの核となるスタイルを造りあげた。畑の選択、収穫時期とタイミングの決定、繊細なぶどうの扱い方、そしてブレンドの妙技が、彼の特徴であり魅力。マールボロ地方の気候と土壌によってもたらされる果実味の純粋さと力強さを表現した一連の美しいワインを造り上げています。
ブドウへのこだわり
Marlboroughの約17ヶ所の畑のブドウからワインを造り、自社畑のAstrolabe Farm以外は東部のアワテレや南部のケケレングを中心に、信頼を寄せる農家のブドウを使用している。テロワールを存分に反映させるため、最高の状態を見極め収穫し、味わいを引き出すため丁寧に醸造。ソーヴィニヨンブランは典型的なグーズベリーやシトラスのフレーバー、特にアワテレやケケレングのものは強烈なハーブやミネラルのニュアンスを持ちます。ニュージーランドのトップクラスの醸造家に数えられるサイモンの造るワインは「紛うことなくNZ産ソーヴィニヨンブランの頂点に立つ」(Bob Campbell MW)と言われている。
ワイナリー名「Astrolabe」の由来
アストロラーベとは、さまざまな計算を行うために使用された古代の「天体観測儀」のこと。船乗り用のアストロラーベは船上で使用できるように改良されており、初期の航海士によって天体の高度を測定し、緯度を決定するために使用されていました(フランスの探検家デュモン・デュルヴィルは、1827年にアストロラーベという名前の船に乗ってMarlborough海岸の地図を作成)。
ワインメーカーのサイモンが1996年に自身のレーベルを立ち上げたいと考えたとき、マールボロとの歴史的なつながり、そして探検と発見の意味合いを大事にし「Astrolabe」と名付けました。