Waiparaで最初にBioGro認定取得のワイナリー
Muddy Waterは、ブドウ栽培のパイオニアであるJane&Michael EastがWaipara Valleyでのブドウ栽培の可能性に気づき設立したワイナリー。Waiparaはマオリ語で、「Wai=water, para=mud」の意で、それをワイナリー名として命名。彼らは1993年に初めてブドウ畑にさまざまな実験品種を植えました。今日のワインの多くは依然それらの元のブドウの木から作られており、1996年の初リリース以降、長年Waiparaの地で最初のハイクオリティー生産者として認知されています。 尚、イースト夫妻は、2011年に約20年のワイン醸造からリタイア。 現在事業を
「Greystone」のトーマス家へ継承し、そのトーマス家は畑への介入を最小限に抑えるという哲学の下、区画と収穫年を最大限表現するワインを創り出し、精力的にワイナリーを続けています。
理想的な畑
ワイパラバレー Teviotdale Hills丘陵の、海風から守られた場所に位置する畑は、冷涼な気候の栽培ができる理想的な土地。12ヘクタールのエステートは最初は平地、そこから北向きの急斜面が上へ広がります。畑には小さなオリーブの木が点在し、敷地内を曲がりくねりながら自然に自生しています。
肥沃な石灰岩質の土壌は、ワインの深みや豊さ、そしてワインに素晴らしいテクスチャーを与えています。このタイプの土壌はシャルドネとピノノワールを育てるのに適しています。夜は涼しく暖かい夏は、乾燥した穏やかな秋へとつながりブドウの生育期間が長くなります。夏の間に急いで収穫する必要もなく、十分に熟すまで枝になっていて、その間に品種の複雑性や凝縮したフレーバーが備わります。
「ナチュラルワイン」の理念
Muddy Waterのワインは全てBio Gro認定を取得していて、少量のワインを心を込めて作っています。 彼らのワインのほとんどが、今は希少ですが、接ぎ木をしていません。そのおかげで「本物の表現」ができていると言っても過言ではありません。 ブドウの管理に除草剤、殺虫剤、合成殺菌剤を使わない代わりに、有機栽培とバイオダイナミックの手法を使って土壌を促進し、ブドウを健康に保つ土壌管理を行なっています。手作業のアプローチで、一列ずつチェックし、畑の土壌やブドウや枝までわずかな変化に対応します。非常に集中力を要する仕事ですが、明らかな違いをつくるワインのためには欠かすことはできません。 収穫では、果実の熟度や種の熟し具合など重要なフレーバー要素を確認しながらブドウの房を手で摘み取ります。発酵は野生酵母で、可能な限り濾過は行いません。無清澄、無濾過にすることにより、ワインはより複雑性が増します。それはまるでお気に入りの音楽を聴いているかのような、ゆっくりと味わいながら飲むためのワインへと進化します。
主な受賞歴・評価など
「Muddy Water Slow Hand Pinot noir」
95 pts Bob Campbell MW
96 pts James Suckling
「Muddy Water Pinot Noir」
93 pts James Suckling