日本人醸造家 中野 雄揮(なかのゆうき)氏によるワインプロジェクト。中野氏は京都府相楽郡精華町出身。大学時代の留学で訪れたオーストラリアでワインに触れる。大学卒業後、大阪のフレンチ、イタリアンでソムリエとして勤務する傍ら2015年からワイン醸造をスタート。醸造に携わったワイナリーは、2015年 イタリアのトスカーナ キャンティクラシコ地区の「Poggio Scalette」、2016年 オーストラリアのバロッサヴァレー「Smallfry Wines」、ニュージーランド マーティンボロの「Don&Kindeli Wines」、日本 山形県南陽市新田の「Grape Republic」、2017年はSmallfry, Don&Kindeli, Grape Republic で引き続きワインメーカーとして勤務。2017年にはオーストラリアから自身のブランド「九能ワインズ」にてワインをリリースしました。
九能ワインズプロジェクト
数字の九に能面の能で九能(クノウ)と読み、九能は中野氏母方の祖父母の苗字で日本国内でも数世帯しかなく将来消滅する可能性があることを聞かされて育ったそう。九能の名をワインのレーベルとして形に残したい気持ちでスタートしたという Kunoh Wines プロジェクトはオーストラリアのバロッサ、日本の宮城県からもワインが不定期にリリースされてきましたが、現在本拠地はニュージーランドのネルソンに定まっています。 日々の暮らしから「滲み出る何か」とその土地のキャラクターを、中野さん自身の解釈で亜硫酸無添加という形でワイン醸造し表現していくプロジェクト。