ニューヨーク生まれ、フィラデルフィア育ちのダニエル・ブレナムは北米とヨーロッパをツアーする元ミュージシャン。 ダニエルのワインとの関わりは生まれる前にさかのぼり、曽祖父はイタリア・シチリアの醸造家、祖父の代でアメリカへ移民後、レス トランを始めています。現在も家族で経営しているこのレストランではアメリカでも先駆けてニュージーランドワインを扱っており、 ダニエルはその可能性の高さを若い頃より感じていました。 カリフォルニアやイタリアでヴィンテージ修行を積み、自分の造りたいワインが造れる場所を探し求めて最終的にニュージーランドへ移住。ホークスベイの大学でワイン醸造学を専攻しながら、地元のテ・アワ、ヴィダルエステート、ユニソンヴィンヤード等でワイン 造りを経験。2009年に自身のイニシャルを取り名付けたワイナリー、「デシベル」を立ち上げました。
オーガニックの取り組み
ホークスベイ、マーティンボロー、ネルソンなど各地の計画農家の協力のもと、全ての畑はサステイナブル認証を得ており、また一 部の畑では有機農法やビオディナミック農法に移行。醸造は、伝統的な技法を用い人的介入を最小限に抑えています。
2022年〜3つのワインがビオ・グロの認証を取得。
1.エスクデール(黄色丸エリア)
東海岸に位置するエリア。夏は乾燥し、夜は海風の影響で適度に涼しくなります。川から堆積したシルトとロームとエスクヴァレーヒルズの麓にある重い堆積物が混ざった土壌。
2.ブリッジ・パの三角地帯(青三角エリア)
3つの道路で区切られた三角地帯。数百万年かけて変化してきたナガルーロロ川の影響も受けており、1867年の川の流れの変化や1931年の大地震によって干上がった河床に加え、タウポ火山による軽石を含んだ水はけのよい土壌。
3.ギムレット・グラヴェルズ(赤丸エリア)
ナガルーロロ川下流周辺に広がる砂利だらけの土地。近年国際的にとても高い評価を得ています。水はけのよい土壌と乾燥した気候により、凝縮したぶどうからは力強いワインが生み出されています。