レヴレットは、ワインポートフォリオ社が世界的に成功を収めたブランド、「モートン」を売却後、2014年に立ち上げた主力ブランド。ワイナリーはニュージーランド北東部タウランガ市郊外のカティカティとホークスベイのナルロロ川流域の自社畑にほど近いリヴァービューの二ヶ所にあります。カティカティのワイナリーに併設されたセラードアは、ニュージーランドで最も長い歴史のあるセラードアの一つ。1978年ワイナリー設立当時から使用されているケープ・ダッチ様式のワイナリー建物の?地良いレトロな空間で良質ワインを味わうことができます。レヴレットはホークス・ベイとマールボロの好立地に6ヶ所(約522ha)ある畑の管理から醸造の全工程を自社で一貫管理し、最新の技術と設備を取り入れながら高品質ワインを造り続けています。
レヴレットの2つのレンジ
「レヴレットエステート」
レヴレット(Leveret)は、フランス語で小さな野ウサギを意味し、ロゴに描かれた3匹は畑、醸造、流通というワイナリーの3つの 柱を象徴。またこのモチーフは、かつてワインポートフォリオ社がリリースし、「世界最高のシャルドネ」にも輝いたスーパープレミアムワイン「コニーリオ(coniglio:イタリア語でウサギの意)」の流れをくむブランドの証。ホークスベイとマールボロの自社畑から各地域の代表的な品種やスタイルを生かしたスティルワインを造りだしています。
「レヴレットIQ」
IQは、シャンパーニュ地方同様、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエのフリーラン果汁から瓶内二次発酵で造る本格的スパークリングワイン。IQは Improving(向上) Quietly(静かに)の頭文字で、静かにじっくり時間をかけて熟成するスパークリングワインの製法を表しています。商品名のIQの後ろの数字は、最低限その数の年数をかけて瓶内熟成していることを示しています。
6つの自社畑
1.リヴァービューヴィンヤード(Riverview Vineyard)
ナルロロ川流域、北東に面した緩やかに傾斜した水はけの良い砂利質土壌。早朝から陽が差し、テラス上部は西風から守られて暖かい。ロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジで過去2回金賞を受賞し、「世界最高のシャルドネ」にも輝いたコニーリオもこの畑から。
2.キンロスヴィンヤード(Kinross Vineyard)
ナルロロ川の南側河岸、午前中は陽が当たらないが、午後の日照時間が長いため、総日照時間は長い。水はけの良い深い沖積土壌で、ホークス・ベイの5つの畑のなかでもっとも広い。
3.タンタロン・ヴィンヤード(Tantallon Vineyard)
一日中陽が当たり温暖で、年間降水量は700mmと最も少ない。夏に暑い年も涼しい海風のおかげで極端な暑さに見舞われることはない。
4.キャンベルズブルックヴィンヤード(Campbell's Brook Vineyard)
南側のなだらかな丘が冷たい風を遮り熱を保ってくれるため、ホークスベイの5つの畑で最も暖かい。水はけの良い沖積土でボルドー品種が良く育つ。
5.コールフィールドヴィンヤード(Colefield Vineyard)
リヴァーヴューより多少高台でホークスベイの5つの畑で最も涼しい。平坦な土地で日当たりが良く小石混じりの地層は奥まで温められるが、風通しが良いためブドウ樹は冷涼に保たれる。
6.クラヌイ・ヴィンヤード(Kuranui Vineyard)
ニュージーランド南島マールボロのサブリージョン、アワテレヴァレーに2003年に植樹(約49ha)。標高259mの北向き斜面。岩盤上層を重い粘土層と石灰岩と砂利混じりの沖積土壌が重なる。日照時間が長く、夜間はぐっと冷え込む。