産地:Nelson ネルソン
設立::2004年(ファーストヴィンテージ)
オーナー:Daniel、Ursula夫妻
醸造家:Daniel、Ursula夫妻
N Z 最長の日照量ネルソンからお届けする手造りにこだわったアロマティックワイン
「ブラッケンブルック」は、ニュージーランド南島の北端の町ネルソンから、非常にアロマティックなワインを生産するブティックワイナリー。葡萄栽培に適した温暖な海洋性気候と粘土質の土壌で、北向きのなだらかな斜面に20ヘクタールの葡萄畑を所有しています。別名「サニー・ネルソン」とも呼ばれるこの土地で育った葡萄で作られるワインは、果実味たっぷりジューシーな仕上がり。ニュージーランドの太陽をたっぷりと浴びたナチュラルハッピーな味わい♪
果実味たっぷりジューシーな仕上がりの秘密
ダニエルは、スイスで生まれ9歳からニュージーランドで育ちました。イギリスで医療科学と微生物学を勉強していたダニエルですが、90年代初めにCanterburyのLincoln大学で葡萄栽培とワイン醸造学を学ぶ為、ニュージーランドに戻ります。卒業後、ダニエルはヨーロッパの偉大なワインメーカーから知識と経験を吸収するため各地を飛び回り、オーストリアのリースリングの巨匠「Weingut Hirsch」、ドイツの「Weingut Engelhof」で働いたのち、ゲヴュルツとピノノワールに定評のある、スイス人ワインメーカー「Georg Fromm」の元で研鑽をつみます。
彼がワイン醸造哲学を学ぶ中で、最も大きな影響を受けたのはアルザスの誰もが認める素晴らしい生産者『Olivier Humbrecht』。オリビエはフランス人で最初にMW(マスターオブワイン)を取得した人物で、「Domaine Zind-Humbrecht」の40代目、かつバイオダイナミックのパイオニア。帰国後、ダニエルはネルソンにある「Seifried Estate」でチーフワインメーカーを務め、その後2年間かけて探した土地でブラッケンブルックを設立。2004年に念願のファーストリリースを迎えます。
「Blackenbrook」は彼の名字である「Schwarzenbach」のSchwarzがblackを意味し、bachがbrookを意味することから名付けられました。葡萄の樹は同じ品種でも多様な種類を植えています。ピノノワールでは9種類を別々に収穫し、醸造。ダニエルのこれまでの経験を活かし、最高のバランスと調和を求めてブレンドしています。ヴィンヤードでは健全な土壌、力強い樹、環境を破壊しない事に焦点を置いて管理されています。ダニエルは密植はワインの香りを強めると考えており、特にピノノワールに顕著な効果があるため細心の注意を払って葡萄の樹を植樹しており、1ヘクタールに3800本の樹を植えています。仕立てはヴァーティカルシュートポジション(VSP)を採用し、果実は地面から700mmの低い位置にコントロール。灌漑は行わず、地中深くまで根が張るよう促します。もちろん化学肥料や農薬は一切使用せず、オーガニックの海藻を原料とした肥料を用います。
ワイナリー内は傾斜の高いほうから順に、ワインメイキングの手順にそって作られているため、ポンプを使用する必要がありません。タンク間の移送も全て重力で行えるようになっています。環境側面と資源の保全からも、ワインの移送にポンプではなく重力を使うことは重要でありました。加熱及び冷却、洗浄処理には屋根の上の雨水を使用できるようにしてあります。そして清澄は必要ありません。この為、ダニエルの白ワインは100%VEGANです。これらのこだわりは、全て品質の向上の為に行われています。ボトルは通常のものより若干質量の少ないものを使い、環境保護に役立てています。ダニエルは、いつでもより一層の品質の向上と、よりシンプルなワイン作りを模索しています。
主な受賞等
・4 star Michael Cooper BUYER’S GUIDE TO NEW ZEALAND WINES
・2020 Pinot Blanc - Trophy for Best Other White Wine, New Zealand International Wine Show
・2019 Pinot Blanc - Trophy for Best Other Aromatic Wine, New Zealand Aromatic Wine Competition
・2019 Family Reserve Pinot Noir - Gold Medal, Aotearoa Regional Wine Competition